Japanese - ポール呼吸システムフィルターとインフルエンザに対する防護効果

2009年5月7日

インフルエンザが、毎日のようにトップニュースで取り上げられています。インフルエンザウイルスがH1N1型に変異し、パンデミックに至る可能性があることから、一般の人々だけでなく医療従事者も不安を感じています。このような中、弊社には「ポールの呼吸システムフィルターは、患者から呼吸システムへのウイルス拡大や、人工呼吸器を経た院内環境の空気中へのウイルス拡大を阻止する効果があるのか?」というお問い合わせが寄せられています。

フィルターが、呼吸システムを介した細菌・ウイルス伝播に対するバリアーとして機能するためには、伝播の可能性がある各種の経路を有効に遮断できなければなりません。

患者の唾液や気管支分泌物に感染性病原体が含まれていることがあり、咳や気道吸引によって、感染性病原体を含む飛沫が発生する可能性があります。そのような飛沫が乾燥した空気の中を通過すると、表面の液体が蒸発し、飛沫がさらに小さな核になることが考えられます。そのような飛沫の核には感染性病原体が含まれている可能性があり、空気中に長時間とどまると考えられます。感染性病原体はこのようにして、空気中に浮遊する液体分泌物の飛沫やその核を介して伝播する可能性があります。

ポールコーポレーションは、ポール呼吸システムフィルターがこのような伝播経路に対するバリアーとして機能することを証明するため、広範囲にわたるバリデーション試験を実施しました。

呼吸フィルターのバリデーション試験に既知の病原体全てを用いることは、不可能であるだけでなく、フィルターの有効性を実証する目的に対して不必要でもあります。ポール呼吸システムフィルターは、臨床的に重要なさまざまな細菌(Mycobacterium tuberculosisiPseudomonas aeruginosaiiBacillus subtilisiiiStaphylococcus aureusiv を含む)およびウイルス(ヒト免疫不全ウイルスv、C型肝炎ウイルスviを含む)で試験が行われています。また、サイズに基づく除去の基準(ゴールドスタンダード)とされている細菌(Brevundimonas diminutavii)およびウイルス(MS-2バクテリオファージvii)を用いた試験も行われています。これらの試験では、ポール呼吸システムフィルターが、汚染された液体に対する有効なバリアーとなること、および空気中浮遊の細菌・ウイルスに対して99.999%以上の除去効率を有することが確認されています。

インフルエンザウイルスのサイズ(80~120 nm)および無生物表面での生存率を考慮し、前記の試験を参考にすると、ポール呼吸システムフィルターはインフルエンザウイルスの通過に対して同等の阻止効果を持つと推定できるのではないかと思われます。

Joseph S. Cervia博士、M.D.、M.B.A.、FACP、FAAP、FIDSA
臨床学教授 (薬学および小児科)
アルベルト・アインシュタイン医学校
医長
生物医学部、シニアバイスプレジデント
Pall Medical


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