ろ過の重要性

摩耗の連鎖

M.I.T.のE. Rabiniwicz博士の研究によると、部品交換または「使えなくなる」ものの70%は表面の劣化が原因であるとの結果が得られました。油圧システムや潤滑システムでは、このような交換の20%は腐食が原因で、50%は機械的摩耗が原因です。

 

アブレシブ摩耗の結果生成される粒子は、摩耗が加わってさらに硬化するため、元の表面よりも硬くなります。このような粒子を適切なろ過によって除去しないと、粒子が再循環し、さらなる摩耗の原因になります。高性能ろ過を採用してこの摩耗の連鎖を断ち切らない限り、この「摩耗の連鎖反応」は継続し、システム内の部品が短期間で故障することになります。

ウルチポアⅢフィルターは、β=1000の除去効率を持ち、機器の寿命をのばし、運転コストの削減に貢献します。

摩耗の連鎖と摩耗のメカニズムのビデオを見る


トップページへ

アブレシブ摩耗

アブレシブ摩耗によって発生した粒子は摩耗が加わってさらに硬化するため、元の表面よりも硬くなります。このような粒子を適切なろ過によって除去しないと、粒子が再循環し、さらなる摩耗の原因になります。以下に、その様子を説明します。

粒子は、部品の2つの可動面間の隙間に入り込み、片側の面に埋まり、そして、刃物のようになって反対側の表面を削ります。隙間と同程度または少し大きめのサイズの粒子がもっとも大きな損傷を与えます。最終的には、アブレシブ摩耗によって寸法が変わり、漏れや効率の低下を引き起こします。これを放置すると、さらに多くの粒子が生成され、アブレシブ摩耗の連鎖が起こります。適切なろ過を実施して連鎖を断ち切らなければ、摩耗の連鎖は続き、システム内の部品が短期間で故障することになります。アブレシブ摩耗から部品を保護するには、運転隙間程度の大きさの粒子を除去しなければなりません。


トップページへ

エロージョン摩耗

エロージョン、侵食摩耗は、粒子が部品の表面や角に衝突し、運動量硬化によって表面から材質が削り取られる現象です。この種の摩耗は、サーボバルブや比例弁などの高速流を使用する部品で特に発生します。粒子が表面に繰り返し衝突すると、表面のへこみの原因にもなり、最終的には疲労に至る場合もあります。浸食摩耗の損傷は、装置の寸法変化、漏れ、効率の低下、さらなる粒子の生成にも影響を与える可能性があり、システム全体での新たな汚染や摩耗につながります。


トップページへ

凝着摩耗

過度の負荷、低速運転、または流体粘度の削減は、金属間接触が発生するレベルまで油膜の厚みが減少する原因となる場合があります。表面の凹凸は互いに「冷間溶接」状態になり、表面が移動するたびに粒子が削り取られます。


トップページへ

疲労摩耗

ベアリング表面では、2つの可動面の間で補足された粒子による繰り返し応力によって、疲労障害が発生します。最初に表面にくぼみが発生し、続いてひび割れが生じます。このようなひび割れは、微粒子によってさらに損傷を受けなくても、ベアリングの負荷による繰り返し応力が原因で広がり、最終的には表面が崩壊して砕けます。汚染によって、使用面に疲労、摩耗と粗面化、または劣化が生じるため、ベアリングの寿命が著しく低下します。


トップページへ

油中での水と空気の汚染

HSPオイル精製装置による水分と異物の除去


水による汚染は、流体の分解、潤滑膜の厚みの減少、金属表面の疲労の加速、部品の腐食、および絶縁流体の絶縁耐力の損失の原因になります。水による汚染の主な原因は熱交換器の漏れ、シール漏れ、湿気のある空気の濃縮、不適切なリザーバーカバー、および温度降下で、これによって溶解水 (飽和以下) が自由水 (乳状または水滴) になります。自由水も溶解水も、部品と油の劣化の原因になります。油が白濁したときには、その温度での飽和点を超えていることになり、油には溶解水と自由水が含まれています。

 

 
空気およびその他のガスによる汚染

 

油中の溶解空気や他のガスは、発泡、不規則な動作に対するシステムの応答性の低下、システム剛性の削減、流体温度の上昇、キャビテーションによるポンプの損傷、全システム圧力の生成不能、および酸化の加速の原因になる場合があります。

オイル精製装置による汚染管理


トップページへ

フィルター性能の測定 - マルチパス性能試験

マルチパスフィルター性能試験は、特定サイズの粒子を制御するフィルターの能力に関する一貫した再現性のある情報を取得する場合の、最も信頼性の高い方法として世界的に認められています。

マルチパス「ベータ」(ß) 試験は、稼働中のシステムと同様の方法でフィルターを厳密に調べます。

試験内容

  • 新しい汚染物質をスラリー状態で試験用リザーバーに投入し、リザーバーで流体と攪拌した後、ポンプで試験フィルターに循環させます
  • フィルターで捕捉されなかった汚染物質はリザーバーに戻り、再びフィルターに循環します (「マルチパス」の名称の由来)
  • 上流と下流の流体のサンプルを分析して、それぞれの粒子数を特定します

 


トップページへ

ろ過セレクションガイド

作業に最適なろ過レベル

お客さまの用途に応じて必要な清浄度レベルを維持できるフィルターを選定いたします。

油圧潤滑装置用フィルターについては、メディア・セレクションガイドを参照してください。
簡単。迅速。詳細説明をご覧ください。


トップページへ