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クロスフローソリューション

エノフロー HSシステムは沈殿物ろ過向けの新しいクロスフローろ過システムで、従来のDEベースの技術に関連した多くの障害を克服できます。ろ過助剤を使用せずに、多孔質メンブレンでろ過を行うことができます。粉末を処理する必要がなく、操作はこれまでよりも衛生的で周囲の埋め立て地にDE廃棄物を作り出すことがありません。

図1: エノフロー HS流路

エノフロー HS流路

広口径のホローファイバーにより、高い固体レベルで沈殿物を処理できます。回収率が高い生成物は、捕捉された固形物の最終濃度が最高80%に到達するように回収されます。ポリフッ化ビニリデン (PVDF) メンブレンは、繰り返し洗浄しても信頼性を損なうことなく、摩耗と高流量に対して確かな耐性を発揮する均一な構造をしています。

システムの残液量が少ないこととバッチ操作モードによって、少量の沈殿物でも、回収された生成物の品質を最適に保つために除塵後すぐにろ過することができます。

1台で3つのシステムの役割

      沈殿物からワインを回収
      マストの沈殿物から絞り汁を回収
      発酵後の清澄化
1. ベースとなるエノフロー HSシステムは、沈殿物からワインを回収するために使用します。回収されたワインはメンブレンを通過し、浮遊固形物はクロスフローループのアップストリームで捕捉されます。図1を参照してください。

2.収穫期にマストの沈殿物を処理するために、Oenoscreen回転篩過フィルターをベースのホローファイバー・システムのアップストリームに追加して実行時間を長くすることができます。図2を参照してください。

3.エノフロー HSシステムで沈殿物の処理を行わないときには、標準的な発酵後ワインの清澄化に利用して貯蔵室の容量を増やすことができます。システムにはシンプルなタッチパネル・インターフェースが搭載されており、用途に応じてろ過設定を最適化するために、このインターフェースを使ってワインまたは沈殿物のろ過を選択できます。図3を参照してください。

図2:アップストリームに追加されたOenoscreen回転篩過フィルター

アップストリームに追加されたOenoscreen回転篩過フィルター

図3:タッチパネル・インターフェース

タッチパネル・インターフェース

さらに価値の高い製品の回収

操作上の利点や環境面の利点に加え、エノフロー HSシステムでは、製品の品質にも大きな利益がもたらされます。開放的なDEシステムとは異なり、密閉型のシステムによって酸素の取り込みを最小限に抑え、色、香り、酸味、風味といった特長が保持されます。精密ろ過メンブレンは、標準濁度が1NTUという一定したろ液品質を実現します (図4を参照)。

回収した絞り汁は、発酵前にマストと混ぜることができます。回収したワインは、低品質で低価格のワインに混入されることもある、RVDフィルターやチャンバーフィルターで回収されるワインよりもはるかに価値の高い状態で元のバッチに戻すことができます。この付加価値は、一般的な資本回収では1~3年という短期システム投資利益率に反映されます。

図4:ろ過前の沈殿物 (左)、ろ過後に回収されたワイン (右)。

ろ過前の沈殿物 (左)、ろ過後に回収されたワイン (右)。