焼酎、酒のろ過に影響する要因

水質

規定のアルコール度数に合わせるために使用する水は、品質の高いものであることが重要です。この水には、最終製品に沈殿する可能性のある、目に見える粒子やイオンがないことが必要です。水の硬度は地域によってかなり異なります。水にカルシウム (Ca) やマグネシウム (Mg) イオンなどの硬質成分が含まれていると、白色または薄茶色の非結晶質片や結晶となって最終製品の混濁の原因となります。

イオン交換または逆浸透のいずれかで処理された水を使用している蒸留酒製造工場は、効率および再生成間隔を大幅に増大できます。ポールの「大口径」フィルターソリューションであるプロファイル UPメディア付きウルチプリーツ・ハイフローフィルターエレメントおよびプロファイルコアレスフィルターエレメントは、個別の生産要件およびさまざまな原水の水質に適応できます。従来の大マルチラウンド・カートリッジフィルターアセンブリーをこれらのフィルターに替えると、投資費用や運用費用をかけずに、取り扱いが簡単で迅速な交換が可能な高流量に対応できます。

小規模な取り付けの場合、ウルチポア GF プラスをお勧めします。

アリアシステムは、ディスポーザブルソリューションに替わる経費節約型の代替案です。アリアシステムでは、完全自動化と一貫した信頼性の高い性能を最大10年間維持できるメンブレンを使用することにより、最低限の費用で操業できます。

製 品

 


ホワイトスピリッツとブラウンスピリッツ






アリアFBろ過システム
アリアFBメンブレンシステムは、水処理の要件を単一段階で満たすように開発されました。



プロファイル UPメディアを使用したウルチプリーツ・ハイフローフィルターエレメント
ウルチプリーツ・ハイフローフィルターエレメントは、食品・飲料用途において高流量で高い粒子除去効率をもたらすように設計されています。



プロファイルコアレス・フィルターエレメント
プロファイルコアレス・フィルターエレメントでは、かねてから定評があるポールのプロファイルデプスフィルター製造技術をコアを取り除いた設計と組み合わせることで、液体の清澄化用途に対して使いやすくてコスト効率が高く、さらに環境にやさしいソリューションを提供します。


ウルチポア GFプラス – ABスタイル
ウルチポア GFプラスフィルターは、広範囲にわたる水溶液からサブミクロンの混濁粒子やエンドトキシンを効率的に除去します。




ろ過温度

蒸留酒をろ過する際は、温度が重要です。ホワイトスピリッツなどの場合は、環境温度でのろ過で十分です。一方で、ほとんどのブラウンスピリッツでは、+4°C ~-8°C でろ過を行う必要があります。環境温度では、ほとんどの成分が溶けている状態ですが、低温になると成分が溶液から出てきて、沈殿し、凝集して、乳白色のろう質片が最終製品に発生する可能性があります。したがって、冷却した製品をろ過すると、このような混濁の原因となる物質をより簡単に除去することができす。詳細については、「寒冷混濁の除去」を参照してください。

ろ過流量

蒸留酒のろ過は、通常、表面ろ過、デプスろ過、および吸着を組み合わせて実施されます。十分なろ液品質を達成するには、最大限の吸着を実現するために、ろ過の際の流速を遅くすることが重要です。

香味用添加物

ウォッカなどの蒸留酒は、液体甘味料、香味料、またはハーブエキスなどと混ぜ合わせる場合もあります。液体添加物は、最終製品の品質に悪影響を与えないよう、事前に処理しておく必要があります。ウルチポア GFプラスやPREcart PPIIなどの微粒カートリッジフィルターは、これらの添加物の粒子を除去するために使用されます。フィルターを選択する際には、原材料の品質、量、粘度が重要です。個別のプロセス問題に対するソリューションについては、ポールの担当営業にご相談ください。