振動式メンブレンフィルター (VMF)

PallSep振動式メンブレンろ過テクノロジーは、ポリマーバリアプロセスの安全性が求められる一方で、供給物質が生体分子の非常に複雑な混合物で、処理とともに粘度が上昇するような困難なプロセスに対して有効なテクノロジーです。PallSepろ過ユニットは、メンブレンろ過の大幅な技術革新を象徴する製品です。

すべてのメンブレンプロセスでは、メンブレンファウリングの影響を妨げるせん断力がメンブレン表面の上に発生します。PallSepテクノロジーでは、供給液体内でメンブレンエレメントが1秒間に50回以上、水平方向に振動することにより剪断が生じます。通常は従来のタンジェンシャルフロー・フローろ過 (TFF) に発生したものより高いせん断は、メンブレン表面の上にある小さい境界層に限定され、大部分の流体には適用されません。これは、低圧力損失 (膜圧力分布でも) のオープンフローパスを介して高浮遊物レベル (>60% w/v)* へと、液体が非常に穏やかに処理されるという意味です。

Biotech PallSep PS 50デバイスは、トーションバーにマウントされた0.2 μmのポリエーテルスルホン (PES) メンブレンエレメント (ろ過面積0.2、1、5 m2) のカプセル型スタックで構成されています。小型モーターからの運動エネルギーは、周波数変換器により、振動が制御されるスタックで効率よく振動エネルギーへと変換されます。Biotech PallSepデバイスは一般に、液量が2~100 Lのプロセス開発に使用されます。

Biotech VMFシステムの主な用途は、従来型TFFや遠心による処理が難しい細胞ホモジネートや植物源および動物源からの抽出物の特性化に関与しています。例を挙げると、前処理なしの菌糸発酵培養液の直接処理や、治療用ワクチンの生産に使用する化学的に溶解した組み換え細菌系からの細胞壁破片の回収があります。