ワクチン製造の製品とテクノロジー

従来の方法

ワクチンは、もっとも歴史のある生物由来の医薬品類に属します。天然痘ワクチンは、エドワード・ジェンナーによって1796年に早くも導入されています。また、ルイ・パスツールは、19世紀末に最初の弱毒化された生のバクテリア (家禽コレラ) およびウイルス (狂犬病) のワクチンを開発しました。

ワクチンは、生命体で免疫反応を誘導できる抗原を含んでおり、そのため、通常、病気と戦うまたはその影響を最小限にとどめる生命体の能力を強化します。これらの抗原は、MMR (はしか、おたふく風邪、風疹) ウイルスワクチンのように生きたまま弱毒化 (減毒化) された微生物や不活化された微生物 (バクテリアやウイルス) の場合、または、DTaP (ジフテリア、破傷風、無細胞百日咳) ワクチンのようにそれらの一部 (タンパク質や多糖類) である場合があります。一般的なワクチンの製造方法の詳細については、こちらをご覧ください

イノベーション

ワクチン産業は、この10年間、従来の製造プロセスに次のような革新を取り入れることにより、建て直しを図りました。
  • 新しいワクチンの概念 (組み換えウイルスとタンパク質、ウイルス様粒子、抗原性補強剤)
  • 新しい生産テクノロジー (細胞培養の進歩、精製方法の最適化、一定の高品質を確保するバリデーション済み、および制御された製造)
  • 設備設計の新たなビジョン (シングルユーステクノロジーの使用による洗浄の排除、無菌状態の強化、およびプロセスの柔軟性の向上)
ポールの革新的なプロセステクノロジーは、新旧を問わず多くのワクチン生産プロセスの成功に寄与した重要な要因です。そして、弊社は、今日の新しいワクチン開発・生産の課題に対するより効果的なソリューションを絶えず探求しています。

専門知識

ポールでは、ワクチン産業には最高品質かつ低コストの新しいワクチンを迅速に市場に送り出すという切迫したニーズがあることを理解しています。弊社は、一見相反する製造上の 2 つの目標のギャップを狭めるため、ワクチン産業の支援に努力しています。製品、サービス、およびプロセス ソリューションの形での専門知識を使用することで、最適な製造コストで、しかも品質について妥協することなく、ワクチンの開発から市場投入までのプロセスを加速することができます。

以下について詳細をご覧ください。
注目情報
  • アジュバンドワクチンのろ過滅菌

    抗体への免疫反応を強化するために、ワクチンメーカーによるアジュバントの使用が増えています。たとえば、現在ヨーロッパで使用されている流行性のH1N1ワクチンの例があります。一部の製品はろ過が困難で、フィルターメンブレンが早期に詰まる場合があるため、ろ過滅菌の問題が発生する場合があります。さらに、表面張力が低いことから、フィルターのバクテリア捕捉容量が減り、バリデーション中にバクテリアチャレンジ試験に不合格となる場合があります。ポール・ライフサイエンスは、これらの問題の研究を続けてきましたが、フィルターメンブレンの選択、およびろ過滅菌プロセスの条件について推奨案を提示いたします。
  • 流行性/季節性インフルエンザワクチンの製造

    ポールは、お客様と密接に関わりながら、流行性インフルエンザワクチンの製造を効率よく迅速に行えるようサポートします。ポールのテクノロジーは、市販のほとんどの季節性インフルエンザワクチンの生産で使用されています。 詳細
用途
用途
ワクチン製造プラットフォーム
シングルユースシステム
シングルユースシステム
シングルユーステクノロジーが 再利用可能な ステンレス製システムに勝る利点
バイオプロセス・システム
バイオプロセス・システム
製品開発から 市場導入までの期間を短縮
包括的な不純物管理
包括的な不純物管理
製造プロセス中に最も高い製品の安全性を確保するためのテクノロジー
サービス
サービス
ポールは、技術サービスおよびコンサルティングを含む総合的なサービスを提供しています