KANEKA KanCapA アフィニティー担体

高い結合容量と優れたNaOH耐性を持つモノクローナル抗体精製用のプロテインA担体

KANEKA KanCapAクロマトグラフィー担体は、製造規模のスケールアップが可能なプロテインAアフィニティー担体で、高い動的結合容量と長寿命によりモノクローナル抗体(MAb)製造プロセスの生産性を向上させます。KANEKA KanCapA担体はMAbのキャプチャーステップに最適で、シングルカラムでのバッチ製造とマルチカラムクロマトグラフィーシステムを用いた連続精製プロセスの両方に対応しています。
  • 優れた選択性を持つ独自の組み換えプロテインA(rProtein A)リガンド
  • 現在のMAb発現量に対応した高い結合容量
  • 温和なpH条件での溶出によりMAbの凝集や変性を防止
  • NaOHに対する優れた安定性が長寿命を実現

概要

KANEKA KanCapA担体は硬質セルロースのベースマトリクスにrProtein Aリガンドを共有結合することで精製サイクルに対する優れた安定性を実現し、大規模MAb製造に必要とされる低圧で高流量のプロセス条件に対応します。
KANEKA KanCapA 担体は迅速な精製条件の最適化や小規模の分取精製を行うために設計されたスクリーンエキスパートRoboColumns* およびPRCプレパックカラムなどの探索を目的とした様々なシステムで使用することができます。バルク品の担体は25mL~10Lの容量で20%(v/v)エタノールに懸濁した状態で納品可能です。

プロテインAリガンド

天然型のプロテインAは免疫グロブリンのFc領域に高い親和性があるだけでなく、Fab領域にも親和性を示します。このプロテインAとFab領域との結合を解離するために低pH条件での溶出が必要となり、MAbが凝集する原因となる可能性があります。
KANEKA KanCapA 担体に使用されている改変型のプロテインAリガンドでは天然型のプロテインA分子のC末端ドメインが五量体化されています。KANEKA KanCapA 担体はこの五量体化されたC末端ドメインにより、NaOHに対する優れた安定性を示すだけでなく、Fab領域との結合能が認められないため、温和な溶出条件の設定が可能となります。また、rProtein Aはバクテリアを用いて発現されるため、動物由来成分を含みません。

図 1
KANEKA新規プロテインAリガンドの作成



規制当局への適合

秘密保持契約に同意していただくことで、レギュラトリーサポートファイルをご利用いただくことができます。製品製造の全プロセスにおいて動物由来成分が排除されており、BSE/TSEフリーの認定を受けています。

*KANEKA KanCapは、株式会社カネカの登録商標です。RoboColumnsはAtoll社の登録商標です。