航空機用エンジン潤滑システム

現場経験や研究の結果、流体汚染が装置の性能と寿命を低下させることが判明しています。

潤滑システムや部品の信頼性と性能を高めるには、精密ろ過が必要です。 潤滑システムの詳細については、下記のメールアドレスまでお問い合わせください。aerospace@pall.com

汚染によって引き起こされる問題




発電所では、潤滑油に微粒子汚染が多く見られます。この汚染は、以下の複数の発生源から生じます。
  • エンジンとその部品の製造に関連するすべてのプロセスで発生する残屑
  • 潤滑システムの操作中に生成される摩耗残屑
  • 通常の操作中に侵入した環境汚染物質、または定期的なサービスおよび保守中に追加された環境汚染物質
  • 流体の分解生成物
この汚染物質を除去しないと、汚染物質が流体システムを再循環し、次のような問題が発生します。

  航空宇宙、防衛、船舶の概要航空宇宙、防衛、船舶用製品用途
エアシステム
CBRN保護
キャビンエア
エンジンの保護 - ヘリコプター
エンジンの保護 - 車両
その他のエアシステム
流体のリサイクル
燃料システム
油圧システム
潤滑システム
水処理 / 海水淡水化
原因 影響
部品の磨耗 (ベアリングの疲労摩耗など) ベアリングの寿命が大幅に短縮
エンジン保管時の水質汚染 腐食
高温および汚染物質 流体の酸化および沈殿物の生成、コークス生成

摩耗のメカニズムの詳細については、こちらをご覧ください

精密ろ過の利点

精密ろ過では潤滑システムから有害な異物が除去されるため、次のような効果があります。
  • 潤滑システムの操作の信頼性および性能の向上
  • 保守コストの大幅な削減
  • 部品の寿命を延長

標準的なフィルター設置場所 – 潤滑システム

一般的に、航空機用エンジンオイルシステム (潤滑システム) は下の図に示す部品で構成されています。



オイルポンプは、オイルリザーバー (潤滑油タンク) から油を取得し、加圧してオイルフィルターアセンブリー (HP、圧力フィルター) に供給してから、メインのエンジン内部潤滑系統や噴射ジェットに供給します。すると、油は排油ポンプと (フィルターが装着されている場合は) オイルフィルターアセンブリー (LP、排油フィルター) を経由してメインタンクに戻ります。

ろ過による問題解決

ろ過製品には次のものがあります。 お客様の用途向けに最適な製品の選定については、下記のメールアドレスまでお問い合わせください。aerospace@pall.com

技術文書 / 実地調査

Johnson,N.and Madhavan, P. (1994) "Fine Filtration for Turbofan Engine Lube Systems", GE Aircraft Engines and Pall Corporation, SAE E-34 Technical Symposium

Koon, K.F, (1984) "Lube System Field Experience on the T700 Engine" Pall Corporation Symposium on Contamination and Wear

Lynch, C. W.およびCooper, R. B.(1971年)「The Development of a Three-micron Absolute main Oil Filter for the T53 Gas Turbine (T53ガスタービン用途向けの絶対ろ過精度3μmのメインオイルフィルターの開発)」Journal of Lubrication Technology

Madhavan, P. (2004年9月)「Filtration Technology for Aircraft Gas Turbine Engine Fuel and Lubrication Systems (航空機のガスタービンエンジン燃料および潤滑システム向けのろ過技術)」、Aircraft Technology and Maintenance, 2005 Engine Year Book